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やはりJazzmasterが最強。Softcult × Blushing初来日!
Jaguarでもいいですけどね。羊文学の影響で私はJaguarユーザです。
こんにちは、石倉です。
5月14日(日)は洋楽インディファンにとって歴史的な1日になりました。
HANDS AND MOMENT主催のもと、
テキサスからBlushing、オンタリオからSoftcultがそれぞれ初来日!
INTO THE PORTALと銘打たれた本イベントは、
14日(日) 福岡BEAT STATION
17日(水) 東京FEVER
の3日程で発表され両日ソールド。16日(火) 東京MOON ROMANTICに追加公演まで開催されました。
私は、”very first show in JPN”となる福岡公演を観に行くことに。
先に登場したのはBlushing。このツアーが発表されるまで知らなかったバンドで、曲は聴いてきましたがライブの様子は全く知らない状態でした。
結論から言えば、音浴び。
RIDEのマーク・ガードナーがマスタリングを務めただけあり、オルタナ・シューゲイザーとしての完成度は納得感の塊でした。
ぎこちないお辞儀で始まったライブ。
終始演奏を心から楽しんでいるメンバーの様子に、観客の体も揺れ動きます。
特に好きだったのが照明で、曲によっては、mbvの91年O2アリーナのonly shallowを想起するような、多くの色で飾らず音の渦に巻き込む絞られた演出も見られました。
予想外にベースボーカルのバンドでしたが、さらに予想外にベースラインの美しさに驚くばかりでした。Twitterなどで見ていると「耽美」という形容が多くされていましたが、寸分違わずその通りだと思います。
これほどのバンドになぜ今まで出会っていなかったのか自分の収集力の小ささを痛感する、最高の1時間でした。
続いてはカナダから双子デュオのプロジェクトSoftcult。元々Courage My Loveというバンドで一定のキャリアを持っていることもあってなのか、認知度が高そうな雰囲気を感じました。
私もSoftcultが好きで福岡まで飛んできたので、転換中からもはや動悸。
いつもと同じくSpit It Outに始まったライブ。数年前から映像の中のものだったメンバーが、曲が、目の前で…(まあそれは別にどのライブでもありますが。)
例によってAnother Bishへ。Softcultに出会った思い入れの深い曲なこともあって、言語化できない感慨深さみたいなものを感じつつ。
「他人があなたをCrazyと決めつけてもそれは違う」とGaslightに入ると、徐々にGt.Vo.Mercedesの強い信念が出てくるように。
特に、this next song is a little bit upsettingと前置かれたBWBB前のMCでは、イギリスで実際に起きた事件に触れながら、権力のabuserを全力で糾弾。そして行動を起こすことの重要性を力説。
言語の壁がありながら、それでも伝えたいことをまっすぐ伝える彼女の言葉は非常に重く、今回のイベントの最も重要なハイライトの一つであったと感じます。
https://www.bbc.com/japanese/57789340.amp
これらの考えに共感する一方、無論サウンド面も余すことなく好きです。
Another BishでMercedesが取るギソロ、ブーストした瞬間ロー感がギュッと引き締まってアウトプットされるファズサウンドは至高以外の何物でもないです。
姉妹のコーラスワーク、空間系を多用したシューゲサウンド含めどれをとっても最高、MUSEのツアーサポートを務めたのも大いに納得。出会えてよかったの一言に尽きます。
Softcultの3曲のアンコールをもって終演。
アフターパーティでは両バンドともメンバーが直接物販に立ち、ファンと交流していました。
私もしれっと、サインをもらったりマーチを買ったり写真を撮ってもらったり。
↑Blushing
↑Softcult
サービスが過ぎますね。ARIGATO!
で、この日の演者機材なんですが、
ジャズマス/ジャガー率が脅威の100%!
Blushingのメンバーにジャズマスサウンドが好きと伝えると、
「そりゃそうさ、あれがベストギターなんだから」とのこと。
みなさん、ジャズマスですよ、時代は。でっかい音出しましょう。
両バンドのチェックもぜひ。